{北浜Quartet No.9}
「Paint&Peel」
2023.11/22wed〜12/3sun
<11/27(月)・11/28(火)定休日>
open13:00-close19:00(最終日-18:00まで)
北浜Quartetとは画材や手法、題材、ジャンルなどでメンバーを構成した4人展企画です。どんな音色が生まれるのか。4人が奏でる心地よい空間をお楽しみください。
今回の北浜Quartetは写真の古典技法 “雑巾掛け” と言われている技法で制作された作品を展示します。
印画紙に焼き付けた写真の上よりオイルを塗り、油絵具を薄く塗布しては拭き取る。
ハイライトを際立たせたり、ぼかしの部分をつくったり。
塗って拭き取るを繰り返し、様々な技法を組み合わせ写真に手を加えることで新たな作品が生まれます。
写真ではありますが、絵画のような作品。
ぜひご高覧ください。
香川崇
川崎栄子
ゴトーマサミ
清水マリカ
日常で目に飛び込んだ景色の中には物語がある。
生命や人工的なもの、存在するものには形があり、
そこには何かの意味や想いがある。
壁のグラフィティを描いた人は何を考えただろうか?
彫刻を掘った人は何を想っただろうか?
木や花も草も共生の中でどうしてその形になったのだろうか?
形とは想いである。
川崎栄子 『fairy tale』
『絵のような写真』も『写真のような絵』も現代の技術でいかようにも作れるのに、わざわざフィルムで撮って現像して暗室で焼いたのち更に油絵具を塗って剥がすという面倒な工程を楽しんでいます。
今回の“雑巾がけ”以外にも様々な創意工夫や技法を駆使していた1920年~30年代の日本の有名無名の写真家たちの熱意に敬意を表し、銀塩文化の末端に連なりたいと願っています。
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滋賀県出身 京都在住
ゼラチンシルバープリント/オイルペイント
モノクロ写真作家/BE=Lab&Gallery代表
清水マリカ 『windows』
2013年から、主に銀塩写真を使った作品を発表しており、個展・企画展に多数参加。他に手製本のzine「中津模様」「83%」もあり、ブックフェアにも参加している。
無意識を意識するような自分自身の疑問や課題をテーマに制作している。