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神野亜衣 写真展
「Adjustment」
2019.6/26wed〜7/7sun 会期中無休
目の前にはいつも光がある
人間はなぜモノがみえるのか?
“モノがみえるのではなくモノに光があたり はねかえった光が目にはいり 目にはいる時 目の水晶体の厚さを薄くしたり厚くしたり調整することによってさまざまな角度からはいってくる光がうまく網膜に届き そこにモノがあるとわかる” ということらしい
そう思うとモノをみるという行為は少し不安定な気がする
光の量によってそこが明るいのか暗いのかも知ることができる
しかしその光を調整しているのは自己の目である
まぶしすぎる光に目を細めたり 暗いところから光をみようとしたり 傷つかないように自己に取り込む光を調整する
人によって考え方や感じ方が違うのは光を取り込む量の違いだと思う
暗闇だと思っている場所は他者の視点でみればそこはまた違った暗さかもしれない
反対に明るいと思っていたところは薄暗い場所なのかもしれない
どちらにしても他者の視点を私はみることができない
みえなくても みえなくなっても みようとしなくても
目の前にはいつも光がある
その光を撮りたいと思った
神野亜衣
前回の個展チキンハート(2018.6 オリンパスギャラリー大阪)に続く、人体シリーズの2作目
open13:00-close19:00(最終日-18:00まで)
「チキンハート」リバイバル展示/暗室壁面